この奇妙な小さなルアーは、
「ミノーの鱗」「タドポールのソフトなヘッド」
「プルプル振動するワームのテール」を装備している
スーパーフロッグでサーフェスを制したビルプラマー氏は
次にアンダーウォーターの世界に足を踏み入れた。
最初はウィードレスフロッグをそのまま潜らせたような
ものだったようだが、改良を重ねて、ヘッドはタドポールに
なり、レッグは延長されワームに変化した。
テストでは圧倒的な釣果をもたらしたとあるが、
市販された結果は・・・。
日本でも販売されて最初は人気のあるルアーだったが
すぐに企画倒れの烙印が押されることに。
スローシンキングでウィードの中をスローに動かせる、
というのがコンセプトだった(プラマー氏自身がそう
言っている)が、実際に使ってみると水面近くで
ひっ掛かったまま、動きを止めてしまうのだった・・・。
ビルプラマー氏がハリソンから発売したルアーは、
スーパーフロッグ、ウォーターデーモンともう一つ
バンシーというスピナーベイトがあった。Banshee
バンシーはおそらく日本には導入されなかったが、
ヘッドの形がウォーターデーモンというまことに
愛嬌のあるスピナーベイトである。