スナッグプルーフ フロッグ 誕生
「ダブルフック+中空ボディ」という偉大な発明
スナッグプルーフ創業者のハリーエアラーズは、
雨具メーカーTotesの工場で働いていたが、ある時
ゴム長靴を製造するディップ成形という技術が
ルアーの製造に使える事に気付いたのだった。
熱心なバスフィッシャーマンであったエアラーズは、
手製の金型を作り、台所のコンロでラテックスを溶かした。
数週間の試行錯誤の末、ついに最初のスナッグプルーフ
フロッグが誕生した。
中空ボディにダブルフックを装着するという構造は、
当時まったく新しいコンセプトだった。
エアラーズはすぐにそのルアーでバスを釣った。
やがて彼の友人たちも皆、このルアーを欲しがった。
そして数か月後には雑誌に広告を掲載するまでになった。
「そのときから、私は宿題をするよりも注文の封筒を開けて
確認している時間の方が多かった。」と、ハリーの娘で、
スナッグプルーフ社のマーケティング、セールス
そしてプロモーションの責任者であるコニーは振り返る。
「最初の1年間は、いつも台所のコンロの上にカエルがいて、
母は私が夜寝た後も発送のためのあて名を書き、
朝起きた時にはもうあて名書きをしていました」
ハリーエアラーズは妻のキッチンでフロッグを調理し続けたが、
その後、もう長靴工場で働く必要がなくなったと判断し、
会社を立ち上げた。
Snag Proof Lures(1961年)
改良されたスナッグプルーフフロッグ
BRAKE-AWAY フック搭載
フックからボディがズレることにより
フッキング向上、バラシ防止
(現行と同様の構造)
後編に続く・・・
(本稿を書くきっかけとなったサイト)