※ 個人的見解です
<社会情勢>
1970 第2次安保闘争
1973 ベトナム戦争 米軍撤退
円ドル変動相場制
1975 リーバイス501日本で発売
1976 雑誌ポパイ創刊
<国内的要因>
「政治の時代」が終わり、アメリカに対する心理的抵抗がなくなった
<国際的要因>
経済発展により日本人がアメリカ製品を買えるようになった
60年代より圧力を受け続けた「輸入規制の撤廃」が本格的に進行した
以降、消費に関しては、完全にアメリカ文化に飲み込まれた
ヘドン取り扱い開始年
オリムピック 1972?
スミス 1976
<まとめ>
日本の貿易自由化政策によって、輸入ブームが起き、それに乗ってヘドンが輸入された。あくまで大きな流れの中の、ひとつの例ということであって、ヘドンのトップウォーター的な価値が日本で評価されたから輸入されたとかいう話ではない。初期に輸入されたルアーは伝統的なタイプではなく、比較的新しい小型ルアーだった。当時の日本はトラウト類が対象魚とされていたので小型ルアーが市場ニーズにマッチしていたのだ。ザラやラッキー13などは日本では売れないと判断されたのだろう。その後状況は変わり、70年代後半になって釣りブームが盛り上がると急速にバス釣り志向が高まり、そこにスミスのマーケティングが便乗するかたちとなった。